4歳からクラシックピアノを習う。ヤマハジュニア専門コースを経て、関西学院大学入学後、ウィントン・ケリー、ビル・エバンスを聴きジャズに傾倒。大森一宏氏、フィリップ・ストレンジ氏に師事する。現在阪神間にて演奏活動を行う。
11/18(月)
一昨日は、浅井良将(as)有田真大(p)河合鉄兵(b)松本大(ds)カルテットのライブを開催しました。
リハーサル前に一番に店に入ってきた有田さんに、「今日はどんな感じの曲を?」と聞きましたら「ど真ん中ジャズです。」と答えてくれました。「(オリジナル曲を少し期待してたのですが、、、お任せしよう)了解しました。」
※浅井良将ライブが実現するいきさつ~遡ること去年夏前、当店のお客さん(二十歳のS君:アルトサックス練習)が、ロイヤルホースでの浅井さんのライブ演奏に魅せられました。休憩中喋る機会を得て、触発され刺激をうけた彼(今も吹いてます)。 そんないきさつを知った私(ヤラシー)は「いつかライブに来て貰いたいね(笑)」と。瞬く間に一年が過ぎ、連絡を取ってみよ!と思い立ち、浅井さんが、こころよく引き受けてくれたのでした。
昨日のライブの感想を当方に送ってくれたお客様がいました。「奇をてらわない、オーソドックスなスタイルでとても心地良かった」と。そんな感想を頂きとても嬉しかったです。
ソニースティットからの→フィル・ウッズやチャーリーパーカーが好きだったようで、リー・コニッツは25歳から5年位聴いて、やっと共感できたということでした。そんな巨匠達の影を、浅井さんの流れるようなフレーズに感じたお客さんもいらっしゃったとのではないでしょうか。
1曲目は‘Out of nowhere’(ジョニー・グリーン作曲)。2曲目にリー・コニッツの‘ケアリーズ・トランス’。3曲目はベニー・カーターの‘Easy Money’。4曲目はタッド・ダメロンがサラ・ヴォーンの
為に書いた曲だそうです。‘If you could she me now’。ラストはレニー・トリスターノの‘How high the moon’の※替え歌で‘レニー・バード’。
ドラムの松本大さんは顔の表情を崩さないタイプ。フルドラムセットで存在感あり、歯切れよく!華そえて頂きました。河合鉄兵さんは、なぞのベースマンと思ってたら、意外とにこやかな方だと
分かったんで、安心できました。演奏にも温かみと凄みが。有田さんは唯一、4人の中で、ディアロードに以前に出演した事があり(その時と比べて体重が15キロ減。別人かと思いました。)若手の成長頼もしい方。浅井さんから、演奏後「それでか~、今日の演奏はワンランク、男が上がった感じ。」と評されていました。耳をダンボのようにして、私、聴いていたのですが・・4割しか聞けず・・何かいい事があったみたいです、有田さんに何か!
カルテットの演奏を皆様、満喫して頂いたかと思います。2nd では、‘All god's children can dance(神の子はみな踊る)’ 、‘I got rhythm’(ジョージ・ガーシュイン1930年作)、4曲目はバラードで‘ジプシー’というとてもいい曲でした。ラストは‘All of me’をバックに編曲されたもの(聞き取れず)そして、アンコール曲は‘インディアナ’!でライブは終了しました。
11/16(土)浅井良将(as)有田真大(p)河合鉄兵(b)松本大(ds)19時 2000円 |
今回は浅井良将さんが来ちゃいます!アルトサックスのカルテットライブです。是非とも、彼の演奏を聴きに来てください。実力派の仲間と後輩を連れての当店初ライブです。
かつて、「感動とは、一音の確実で誠実なロングトーンが聴き手の胸を射、共鳴・共感を呼び起こす事~彼はそれを本能的に知っている」とジャズピアニスト西山瞳に言わせた演奏を聴いてみませんか? 終了しました。
浅井良将(as)
1985年神戸市に生まれる。甲南中学・高校でビッグバンドでAlto saxを吹く。2002年Student Jazz Festivalでは兵庫県知事賞を受賞。ビッグバンドをするかたわらアドリブに興味を持ち、元Arrow Jazz Orchestraの江藤嘉昭氏(sax)、後小曽根啓氏(sax,fl)に師事。
その後、甲陽音楽学院へ入学。そこで荒崎英一郎氏、ランドールコナーズ氏に師事。2006年 同年6月,アメリカのケンタッキー州ルイビル大学で開催された、 デイブ・リーブマン(sax)主催のInternational Association of School Jazz(I.A.S.J)に参加。 同年8月にはBerklee Music Collegeの奨学金12000㌦を獲得。 同年12月にはBlue Note Osakaに自己のバンドで出演。
甲陽音楽学院卒業後プロとして活動を開始。 2007年第一回神戸ネクストジャズコンペティションでは準グランプリを受賞。 同年、1st Album「Introducing」を発表。 その後、市原ひかり(tp)グループのメンバーとして2枚のアルバム、全国ツアーにも参加。 三木俊雄(sax)率いるFrontpage Orchestraのメンバーとしても約3年間、東京での演奏活動に参加。
その後、自主レーベルGrey Heron Musicを立ち上げ、5人のピアニストとのデュオアルバム「A Precious Thing」、 自身のオリジナルバンドである、浅井良将セプテットによる「The Alchemist」の2枚のAlbumを発表。 また、インターネットサイトJazz Pageにおける、人気投票では、2012年度サックス部門で第一位に選ばれる。
有田真大(p)
1987年4月23日生まれ。福岡県出身。 6歳でピアノを始める。 17歳の頃ジャズに興味をもち、関西学院大学入学と同時にジャズ研究会に所属する。 大森一宏氏・北野タダオ氏に師事。 現在、溝口恵美子カルテットや、浅井良将カルテットに参加し、関西を中心に東北から九州まで演奏活動を展開中の若手ピアニスト。ジャムセッションなどでポチでも活躍。
河合鉄兵(b)
1991年11月20日生まれ。兵庫県神戸市在住。高校を卒業と同時に甲陽音楽学院に入学。
卒業後は音楽にジャンルを問わずライブハウス、レストラン、カフェ等様々なイベントや、様々なアーティストのレコーディング等に携わり、演奏活動を行う。 若手売り出し中のベーシスト。
松本大(ds)
15歳から軽音部に所属し、ドラムを始める。その頃よりジュエルミュージックスクールにて、星子ヒロミチ氏に師事。高校卒業後甲陽音楽学院に入学。ジャズを始める。ドラムを多田明日香氏、松田gori広士氏、渕雅隆氏に師事。 現在は植田良太トリオ、谷口知巳カルテット、鈴江愛理カルテット、浅井良将カルテット、マジェスティックジャズオーケストラ等のグループに参加。関西を中心に多数のライブ、セッション活動を行っている。
11/24(日)
今日は、宮下博行(p)能勢英史(g)当店8周年記念第3弾ライブを開催しました。
30年位前から、このお二人は一緒に演奏を始められ、CDも収録なさっています。
そんな気心の知れた二人のデュオの演奏は、楽しみながら演奏している様子は、聴いてる人の心をホッとさせてくれます。
1曲目は、そんなお二人の1枚目のCD「Conversationカンバセーション」の1曲目‘Tristeトリステ’で
した。3曲目は能勢さんのソロからの‘All the things you are’。4曲目はバラード‘The folks who live on the hill(丘の上に住む人々)’1937年ジェローム・カーン作曲~はとても綺麗な曲でした。情感たっぷりに演奏して頂きました。5曲目は哀愁のメロディーが心に響くラテンナンバー‘トレス・バラプラス’。
6曲目になり、能勢さんが「粛々と演奏してしていますがここら辺で歌でも聴きたくないですか、皆さん?」「見渡すとなんと2名もボーカルさんがいる!」という能勢さんの小芝居がかったお言葉。
北川真美さんと石田裕子さんでした。「てっきり、日曜のお昼、リスナー気分でいてたんですけど」
とジーパン姿の北川さんが‘LOVE’を、「超リスナーでいたのに~」とお似合いの眼鏡のまま‘ワンノート・サンバ’を歌ってくれた石田さんでした。
でもホントにマイクの調子を整えることなく、いきなり歌わせて、「何という事をさせるライブ、それを仕掛ける店!」と思われたかも。すみませんでした。
2nd1曲目は‘Namely you’。お二人のボルテージがさらに上がったような感じでした。2曲目はビートルズナンバー‘Elenor Rigbyエリナー・リグビー’をお二人風のドラマティックな曲にアレンジ。
3曲目は‘I'm thru with love’。能勢さんのギターの美しい爪弾きから入りました。ビリー・ワイルダー監督「お熱いのがお好き」の挿入歌。
4曲目は「何がいいですかねーー」と二人悩んでるうちに、宮下さんの指が勝手に始めてしまっていました。‘In the wee small hours of the morning’。 5曲目はバラードで‘What is this sing called love?’。ラスト曲はまだ決まってないと宣言されると、常連さんのT村さんが、‘オルフェのサンバ!’というリクエスト。「それでいきましょう!」と宮下さん。軽快に演奏していただきました。
さて、アンコールの拍手がなりやみ、曲は・・1曲目と同じ、お二人の初CD「Conversation」のラストの曲、キース・ジャレットの‘My Irish rose’。牧歌的な情景が浮かんでくる素敵な曲であり
、宮下さんの演奏、最高に良かったです。8周年ライブは終了しました。