7/26(月)
昨日は、青春バンド~横尾昌二郎(tp)武藤浩司(as)杉山悟史(p)橋本現輝(ds)山本学(b)~のライブを開催しました。
キャンセル席も埋まり、コロナ禍での満員のお客様とライブを開催出来ました。
「熱いライブ」という言葉では収まりきれない、昨日のライブは、一言でいうと、究極の打ち上げ花火をドカーンと、夏も盛りのオリンピック最中に1発打ち上げてくれた感があるそんなライブでした。
「伝わらない」という方は、今後展開するかもしれない「青春バンド」のライブを、どこぞで体験してください!
取り敢えず、間違いなく、昨日お越しになったお客様は、昨日のオリンピック~例えば水泳の大橋悠衣選手の金メダル獲得~と同じくらいの感動を持ち帰ったと思います。
「圧巻!」「爆発して楽しかった!」そんな感想がライブ後店内で聞こえてきました。
1st1曲目「MUTEKI むてき」
横尾さんのオリジナル曲です。京都RAGにて先に行われた、あのハンパない配信ライブと同じ1曲目。同じ熱量で演奏してくれました、有難うー!生で聴けて、感動です。
横尾氏がライブ終了後、しみじみと「見開き1ページ(A3)の曲をどんだけ(それぞれ自由に)拡げてくれるねん(嬉)」と言ってました。
各自、力量を持ち、気を遣わず、遣わす事なく、かけねなしにジャズを楽しむ、それがこの「青春バンド」です。
2曲目は「Swimn’ 水泳なう」
アルトサックス武藤浩司のオリジナル曲。以前聴いた時より、さらにドラマティックに、しかも厚みを増した感じが。一つには、杉山ピアノの音に工夫がなされて(コードを繋ぎ、エフェクト効果)あ
ったからでしょうか。
リハーサル時、橋本さん「その音はナニィ?!」杉山さん「僕なりにスイミングの音を出してるつもりナンやけど!」橋本さん「・・。」これが青春バンド!
3曲目は「On the Road」
コロナ禍、たくさん路上飲みして楽しかった気持ちを、横尾さんが楽しい曲にしました。
横尾ソロ→武藤ソロ→杉山ソロ時、橋本さん始め、皆さんハハハと笑ってました。訳分からないけど、こちらも楽しくなります。
橋本さんは、レコーディングにも使い勝手が良かったという、1万円のドラムセットを持ってきて、終始快調に叩いてくれてました!
1stラスト曲は「太陽の花」
それは今まで演奏されていましたが、タイトルが決まらず仮名のままでした。今回は歌詞(谷山和恵)まで付いたとの事です。
歌詞内容:落ち込んだり、つらい事はあるけど、いつも見守ってくれる‘太陽の花’ってあるよね。明るくて、エネルギーがもらえる曲、サンバ調なので踊りたくなります。横尾さんの掛け声が入るところが最高です。
杉山ソロが凄いです。情熱がピアノを通して伝わります。
今回、当店のピアノ調律を頼んでいる方(杉山さんと交流がある方)が仕事の合間を縫って、ライブを聴きに来てくれました。ご自分が調律したピアノを存分に弾いてくれる友人・杉山さんを客席から見守る調律師さん。
ライブ終了後、彼から「本当に素晴らしい演奏でした。同世代なので、励みになります」と、メール頂きました。
15分の休憩を挟み、2nd始めました。
1曲目は「Cheryl シェリル」
チャーリー・パーカーによって書かれた1947年のスタンダード曲。
横尾さんソロの聞かせどころでした。しびれました。
(山本ファンである)橋本現輝さんが見つめる中、山本さんが熱いソロ、こちらにも伝わってきます。
2曲目は「Steppin’ out」
杉山さんの持ち込み曲。カート・エリングが80年台に流行ったJoe Jacksonの曲をジャズ・アレンジしたもの。杉山ピアノの重厚であり、軽やかでもあるといいましょうか、そんなピアノに橋本さんのドラムも呼応しあって、もの凄いことになっていました!
3曲目はバラード「Darn that dream」バラードもOK、青春バンド。
ラスト曲「Minor Pump マイナー・パンプ」
カーティス・フラーの代表作で‘Minor vamp マイナー・ヴァンプ ’がありますが、、この曲は筋トレにはまっている横尾さんのオリジナル曲です。(pump up:筋肉を鍛えるの意味)
又もや、出だしからカッコいい曲で、横尾さんの高音冴える、しかも高速トランペットに続き、凄い武藤さんのソロ。音色良い武藤フレーズがこのバンドの秘密兵器(とのこと)。
アンコールは「I Believe in Music」
横尾&武藤の掛け合い、最後まで魅せてくれました。しかも、横尾さんの掛け声入りましたー!
「このバンドは僕が声を出せる唯一のバンド」とのこと。絶対にいいです、コレ。
演奏終了後、放出のジェントルマンが「ありがとう!素敵な夜を過ごさせてもらった!」と賛辞を
投げかけて、気分良く帰られました。
80歳の横尾ファンクラブの会長は今日は残念ながら欠席でしたが、また次回(来年)の青春バンドライブには参加して頂きましょう。
お客様、プレイヤーさん、有難うございました。