8/30(月)
昨日は、宮哲之(ts)岩佐康彦(p)弦牧潔(ds)松元敬志(b)のライブを開催しました。
宮さんは、9年5ヶ月前、店のオープンまもなく、プロ演奏者をお呼びした初ライブに出演頂きました。岩佐さんは、知人(私の幼稚園・小・中同窓の男子がいまして、岩佐さんの勤務先と同じ)から、「岩佐という奴がいてナ・・」「ヤツは凄いで~」と聞かされていたので、お会いした事はなかったけど、いつかお会い出来る!と思ってたら、こんなに時が経ってしまいました。
こうして今回お2人をお呼びできたことは嬉しいです。(弦牧さんのおかげが大きいです)
そして、このコロナ禍にライブに集まってくれた方々、又岩佐さん&宮さんファンが足を運んで頂けた事は、本当に嬉しいです。感謝します!
1st1曲目は「Anthoroporogy アンソロポロジー」1940年ディジー・ガレスピーとチャーリー・パーカーの作曲。
宮さんが渋いテナーのいい音をだし、ビ・バップの名曲を演奏。岩佐さんはというと、楽譜を一切置かないのに、ピアノに向かって前を向き続け、鍵盤は全くみません。職人のように、顔色一切変えず、和音を軽々と押さえます。
2曲目は「Out of nowhere」Body&Soulの名コンビ(エドワード・ハイマン作詞ジョニー・グリーン作曲)
3曲目は「Body&Soul」
それぞれの人生が映しだされているかのようなBody &Soulでした。ライブを聴きに来てくれた金澤琴美さんが、この曲の出だしの岩佐さんのピアノに「ぞわぞわっとキタ!」と、のちに証言してました。(その琴美さんは、後で歌ってくれることに!)
4曲目は「Confirmation コンファメイション」チャーリー・パーカー作曲スタンダードの難曲。
宮さんのボルテージが最高となります。職人気質の岩佐さんは顔色一つ変えず、手指のみ忙しく動き回り、派手なアクション一切なし!宮さんとの駆け引きが圧巻。松本さんもとても上手なベーシスト(←上からスミマセン)宮さん弦牧さん達とよく演奏されているようです。
ドラムはジャズバンドでは無くてはならない存在、弦牧さんがこれだけ色んなバンドから呼ばれる
忙しドラマーであること、これだけでも弦牧ドラムのパフォーマンス度が推し量られます。
(しかもポスター作成者として、アイデア・技術がさらに進み、止まりません、今回も有難うございました。)
2nd1曲目「My ideal マイ・アイデアル」
宮さんの低音が特に響いた曲でした。テナーの低音いいです。
宮さんの低音に呼応するかのように岩佐さんが~ピヤピヤピャ~と弾きます。ホント!
2曲目に金澤琴美さん登場。(マイクの繋ぎでお待たせし過ぎましてお客様には申し訳ありませんでした。)
「Stella by Starlight ステラ・バイ・スターライト」と続いて「Stardust スターダスト」を飛び入りで歌って
くれました。
「Stardust」が嫌いな岩佐さん~後で聞くと、嫌いではない難しいとの事~でもでも、「Fのキーでお願いします」との琴美さんのお願いに、弾き始めた岩佐さんのピアノ、それはそれは素晴らしい「スタ-ダスト」でした。金澤さんも1曲目よりも緊張がほどけていい感じ。 ライブ常連さん(Y.昌二郎ファンクラブの会長)がウンウンと頷いて聴いてらしたのが嬉しかったです。
宮さん「もう、終わろうっかな!(笑)」いや、そんなこと言わないで。
気持ち新たに、4曲目は「There will never be another you」1942年ミュージカル映画「アイスランド」より。1954年のチェット・ベーカーの演奏は最もよく知られた録音の一つ。
曲紹介無く、宮さんがスタッカート風に吹き始めた曲はラスト曲は「Chelokee チェロキー」。
松元ソロも宮ソロもテンポ速く、凄いソロ。岩佐さんもこれ以上弾けん!というくらいのソロ。
アンコールは「Take the A train テイク・ジ・A・トレイン」
余力は残してたのかー、最後さらに岩佐さんがモリ盛り上がり!
こうして、宮&岩佐カルテットライブは終わりました。
8/29(日)岩佐康彦(p)宮哲之(ts)弦牧潔(ds)松元敬志(b)14時~ ¥2000 |
満席となりました!
ポスター作成者:弦牧潔
ディアロードは、この秋10周年を迎えます。
開店して3か月目(2012.3.4)にお迎えしたライブゲストが宮哲之さんでした。
~当店の内装工事関係の方が宮さんのお知り合いで、ライブを宮さんに頼んでくれました。「素晴らしいプレーヤーが頼めば演奏しに来てくれる!」それをきっかけに、ジャズ喫茶をしながら、月に一度ライブをすることになりました。
岩佐さんとは、又、偶然にも私の知人が、、話せば短いのですが、個人情報のため、、確認しておきます。
そんなこんなで、弦牧さんのご協力もあって、ライブの運びとなりました。楽しみにしています。
いぶし銀のごとく光る、ジャズ界の至宝、宮哲之(ts)&岩佐康彦(p)、そして安定の売れっ子
弦牧潔(ds)とピッカピカ!当店初の松元敬志(b)がお送りします。
岩佐康彦 プロフィール
1956年兵庫県芦屋市生まれ。
中学時代に聴いたオスカー・ピーターソンをきっかけに、ジャズ・ピアノを始める。
その後バド・パウエルに心酔。高校を卒業する頃から、バップ・ピアニストとして関西の主要なライブ・ハウスで活動を開始。’
81年から4年間東京に在住し、様々なミュージシャン達と研鑚を積む。
現在は再び関西を中心に、自己のトリオ他幅広い活動を行っている。ジャズの本流に根ざしたそのサウンドには定評がある。
95年度 なにわ藝術祭 ジャズ部門 新人奨励賞受賞。
宮哲之 プロフィール
1956 年 北九州市小倉区に生まれる
16 歳よりサックスを始める。22 歳の頃より京都、大阪を中心に活動
1982 年プログレッシブフュージョンバンド「ラレイニヤ」参加。同年日本コロンビアにてレコーディング
1986 年’56Band結成
デイジー・ガレスピー、マイク・ロンゴ、ポール・ウエスト、日野元彦、ミッキー・ロカーらと共演
1993 年「北野タダオとアロージャズオーケストラ」に参加
1997 年中山正治ジャズ大賞を受賞
2003 年アルバム「People He Loves Madly」リリース。2005 年セカンドアルバム「The Path I Passed≫リリース
2005 年スウィングジャーナル紙の人気投票、テナーサックス部門9 位
現在、アロージャズオーケストラの他、数々のクループで活動中
弦牧潔プロフィール1981年生まれ。大阪府出身。
関西大学在学中にジャズと出会う。ドラムの基礎を竹田達彦氏に師事。
西山満氏のバンドで、国内外の素晴らしいミュージシャンと共演を重ねる。G.S.B.、宮哲之トリオ、大塚善章 trio le frais、須藤雅彦クインテッドなど、数々のバンドに参加。
‘今西セクステット’ ‘ハードバップ研究会’ 他関西を中心に精力的に活動中。
松元敬志プロフィール
19歳の時より、谷町九丁目のサブにて故西山満氏を中心に出演者から様々な
影響を受けjazzを学ぶ。
中島教秀氏、井上幸祐氏にレッスンを受ける。
現在、宮哲之Quartet 等で活動中。
8/15(日)
昨日はゴルソンスピリッツライブを開催しました。メンバーは、里村稔(ts)今西佑介(tb)加納新吾(p)時安吉宏(b)今岡稜太(ds)です。
初ディアロード時安さんは、ロイヤルホース等で遠目に拝見するだけでしたが、昨日は間近で実物大の時安さん。もう一人、今岡さんは、話すと惹かれます。物おじしない物静かな好青年、どんなドラマーになられるのか!?
コロナ禍、お盆の真っ最中という事もあり、観客動員数を心配しましたが、当日予約のお電話一人と、常連さんがお二人来てくれて、コロナ禍の満席状態になりました。
朝は雨と強風、のち晴れた午後、おいで下さったお客様、有難うございました!
昨日は、相性の良い里村テナーサックス&今西トロンボーン2管、そして素晴らしいベーシスト時安さんとピアニスト加納さん達の華やかさと厚みあるサウンド、フレッシュな今岡さんのドラムで、ゴルソンのスピリッツを体現してくれました。
ゴルソンの曲ばかりでなく里村&今西作編曲・チョイスの曲々を演奏して頂きました。
1st1曲目は紹介無く、誰もが知る「Are you real」
それぞれのソロの後、里村&今西4バースで盛り上がります。真っ直ぐな今岡さんドラム!(青春映画の画像を見てるよう(聴いてるよう)な感じでした。)
2曲目に行く前に里村さんがトークを回しました。「好きな四文字熟語、もしくは座右の銘は?」
時安さんが名乗りをあげて、「お洒落な人は信用出来ない」「友達を大事にする人は、それ以外の人を攻撃する」目の覚めるような持論を語ってくれました。
各ソロの後、魅力的なベースラインを弾く時安さんが、時安ソロを聴かせてくれました。
3曲目に行く前に、里村さんの好きな四字熟語は「(健康上の)現状維持」「悠々自適」(はい!)「国士無双」(おいおい!)「△※〇」(どこまでー!)
今西さんは筋肉&体重増加の為ジム通いを始めたそうです。平日、年配の方々に交じって「彼らより重さを加え、回数を増やすと、得心できる」との事でした。
それからの3曲目は「Soul me」
この曲はポスターに使わせて頂いた「Gone with the Golson」(通称「傘のゴルソン」)に収録されています。今西トロンボーンと里村サックスの音色が合い、いい感じでした。
1stラスト曲は「The stroller」
里村ソロ快調!加納ソロが弾(ハジ)けました!これが聴きたかったです。
また短いソロ回しにドラムが入ってくるところ、(専門用語知りませんが)気持ちよかったです。
2nd1曲目は、これも「Gone with the Golson」収録の「Staccato Swing」でした。
(何と(涙)リクエストのつもりは本当になかったのです、ホントに。でも、有難う!Thanks!ゴルソンやモブレーの語りかけてくる曲、良いですよ)
2曲目は、里村さん作曲「Far east of the sun」(East of the sunと同じコード進行で作曲)
明るく小粋で心に残ります。
3曲目はゴルソンの曲「ストラック・タイム」
4曲目は趣を変えて、クルセダースの「Way back home」(名盤ScratchB面)
テナーサックスのウィルトン・フェルダーによるオリジナル曲。
45年も昔に聴いてた曲がこうして若い人達に支持され演奏されて、生で聴けるなんて最高デス。
アンコール曲は「In walked Horace」。
J.J.Johnson作曲。歯切れよく、少しテンポある曲。今西さんのノリの良いソロに、お客様から声が掛かりました!
時安さんがあんなに気さくなお喋りさん、だったとは、誰からも聞いてなかったですぅ。笑
こうして、ゴルソンスピリッツライブは終わりました。
ジャズのみならず、ポップスやゴスペルなどのサポート、また有線やCD作品、DVDなどの参加も多数。それ以外にも現代美術との競演など、オリジナリティーあふれるその活動は多岐に渡る