10/4(月)
昨日は筒井裕之(g)柳原由佳(p)畠山令(g)中野圭人(ds)、筒井裕之カルテットライブを開催しました。
緊急事態宣言解除後の昨日は気温は少し高かったですが、気持ちの良い晴天でした。窓を少しずつ開けたまま、冷房かけながら、お客様マスクしながらのライブ。来て頂いたお客様に感謝します。
前回(6月)は筒井&柳原お2人の相性が良い素晴らしいデュオライブでしたが、昨日のライブは、畠山(b)さん中野(ds)さんを迎えて強力なカルテットとなる中、筒井さんの爪弾きがさらに浮き彫りあがるし、由佳さんのオリジナルをお3人が、全面的に素晴らしい演奏力で盛り上げたり、畠山さん中野さんが素敵なソロをプレイ、、筒井カルテットで再登場ありがとうライブでした!
1st1曲目は「Danza Sin Finダンサ・シン・フィン(果てしない踊り)」アルゼンチンのフォーク・シーンでは最も重要なギタリストであるといわれる キケ・シネシ作曲。
2曲目も!キケ・シネシの曲「Dounde Quera Que Estesドンデ・キエラ・ケ・エストス」。
両曲デュオライブの時に初めて聴いたのですが、今回カルテットで聴けて、感じの違う贅沢さを醸し出していて良かったです。良い曲をチョイスし披露してくれてほんとに有難うです。
3曲目は柳原さんが持って来た曲で、キューバのピアニスト、ゴンサロ・ルバルカバの「ノクターン」 (うちの店にもあるので、聴いて下さい)
彼が、最高のベーシスト、チャーリー・ヘイデンと取り組んだ作品。「Noche de Ronda」。
出だしの筒井さんの情感たっぷりのギターソロに心奪われます。想像してください!
4曲目「枯葉オータム・リーブス」
筒井さん編曲のこの3拍子の「枯葉」は由佳さんとのデュオCD「GUITAR×PIANO」に収録されています。
5曲目もスタンダード。「(All of a sudden)My heart things」
ジム・ホール(g)の「Circles」の1曲目。筒井さんが「やってみたい」 と、思っていた曲だそうで、「初めてやります!」との事、嬉しいです。
軽快でリズミカルな曲、アクティブな由佳さんのピアノが素晴らしかったです。
2nd1曲目Quique Sinesiキケ・シネシの曲。
2曲目は柳原さんオリジナル曲「Green Oceanグリーン・オーシャン」
畠山さん、その充実のソロで1曲出来そうです!柳原さんに中野さんドラムがからむドラムソロが良かった。
柳原さんのピアノは情景が眼の前に広がる様で、何といっても曲が素敵でした。この曲はCD「Remember My Places」に収録されています。
※中野圭人さんは海外経験豊富で、コロナ以前はニューヨークに住んでらしたそうですが、今回のコロナ禍日本に帰る事を余儀なくされたそうです。筒井さん、柳原さん、畠山さんの3人はマサチューセッツ州ボストンにあるバークリー音楽院出身(多くのグラミー賞受賞者もでています)。
この曲はそのバークリーでの授業で、柳原さんがA判定の評価をもらったそうです。
3曲目も由佳さんオリジナル曲「終わりの前の静けさ」
畠山良いベースソロ有り、中野ドラムの好演、由佳さんの素敵なオリジナルを仕上げます。
4曲目は、Vincent Amigo の「Tre Notas Para Decir Te Quiero(愛を奏でる3つの音符)」
ラスト曲は「空へ」。「GUITAR×PIANO」に収録されている筒井さんオリジナルです。
店でこの曲を流すと、「これはどなたの曲ですか?」と訊かれる事があります。
ハッとなり、心掴まれます、音色に癒されます。
アンコールは、何と!「スペイン」でした!筒井さんが、あの「アランフェス協奏曲」ソロを始めました。盛り上がリましたー。中野圭人さんのソウルフルなドラムソロを堪能し、ライブは終わりました。
この日のお客様半分は女性のお客様でした。中野圭人さんのドラムを聴きたくてライブに来てくれた方もおられました!
筒井&柳原デュオが、畠山令&中野圭人お二人と組んだカルテット、どのような演奏を聴かせてくれるのか楽しみにしていらした方もいらっしゃいました。私もです!
(前回のデュオライブ後、柳原さんでさえ、「このメンバーどんな感じになるのかしら~」と目を輝かせてはりましたが、筒井さんは、表情変えず、涼やかに笑ってたような、、感じだったような。)
結果、満足感一杯、心満たされたライブとなりました。
筒井裕之CDはじめ、畠山さんの話題のセカンドCD、柳原さんのCD購入されていました。
筒井裕之&柳原由佳 筒井裕之ソロ
柳原由佳 柳原由佳
畠山令 セカンドアルバム 中野圭人
10/3(日)筒井裕之(g)柳原由佳(p)畠山令(b)中野圭人(ds)14時~¥2000 |
6月、筒井裕之&柳原由佳 デュオライブで好評を博した二人が今回はカルテットで登場
「ジャズの枠に収まらないワールドミュージックの名曲やオリジナル曲」をスペシャルなメンバーと
共にお送りしますーー!満席となりました。
筒井裕之
4歳からピアノをはじめ15歳でギターと出会う。 1998年バークリー音楽院で音楽理論、作曲、アレンジ、ジャズギター等を学び、2000年卒業後ボストンで1年間活動する。その後スペインに渡りフラメンコギターを学ぶ。
2003年ギター3人だけのバンド「ait guitar trio」を結成。同年10月にギブソンジャズギターコンテスト2003のバンド部門で優勝。現在までに8枚のCDを制作。関西、東京、東海地方で活動中。
自身がプロデュース、アレンジを手がけた童謡をジャズアレンジしたCD「和心ジャズ」を2006年に、「和心ジャズ2」を2008年に制作、発売。(完売) 2008年第28回浅草ジャズコンテスト銀賞を受賞。
2013年大阪八尾市文化新人賞受賞。 2014年個人名義でのファーストアルバム「JAZZ+」を制作。 2016年ピアニストの柳原由佳とデュオアルバム「GUITAR × PIANO」を制作。 現在はジャズ、フラメンコ、シャンソン、カンツォーネからJ-Popまで幅広い分野でのライブ、スタジオワークで活躍中。
柳原由佳 幼少期よりエレクトーン、クラシックピアノ、ドラムを始めJazz, Bossa Nova, Pops 等様々な音楽に触れる。高校卒業後甲陽音楽学院に入学。濱村昌子氏、竹下清志氏に師事。 2006年にバークリー音楽大学に入学、Hal crook、Greg Hopkins、Scott Free、Joanne Brackeen らに師事。2008年同大学の Jazz Compositon科を卒業。Boston, New York, Pennsylvaniaにてライブやレコーディングを行う。
帰国後Vo.とのユニット「ふたつゆ」を結成。コロンビアレコード、T&Kエンタテイメントよりアルバムをリリース。関西だけでなく東京での ライブ活動等も行っている。演奏だけでなく作編曲の提供も行っている。2012年に2nd アルバム「なついろ」リリース。
畠山令 1978年神戸出身。18才の時にエレクトリック・ベースを始め、その後甲陽音楽院に入学し、上 山崎初美氏に師事。20才でアコースティック・ベースに転向、バークリー音楽大学に奨学金を得て入学。学生時代より現地アメリカの数々のライブハウスで演奏する。
2006年~2009年にはRodney Whitakerに師事、卒業後に帰国し自己のグループを中心に「ジャズの伝統を大切にしながら、新しくも個性のある音楽の創作」をモットーに活動している。
2017年には自信の作曲した曲,Two in One がInternational Songwriting Contestで
ファイナリストに選出。
2018年に自身初となる1stアルバム「Mosaic Structure」 を発売。
国内外数多くのジャズフェスティバルに出演。山中千尋等国内外著名アーティストとの共演多数
2021年2nd Album「CRAB NEBULA」発売。現在、話題を呼んでいる。
中野圭人
16歳よりドラムを始め、バンドを組ロックに没頭する。
アマチュアコンテストやライブハウスに多数出演。大阪芸術大学の映像学科に入学。Jazz研に入りジャズに目覚める。関西の老舗「SUB」でベーシスト西山満氏に出会い音楽の道を志す。
同所にて、エディー・ヘンダーソン、日野皓正、竹田一彦など,名手達とセッションを経験。
2014年にアメリカのニューオリンズで行われた‘フレンチクォーターJazz Festival’に関西代表として出演。同年、アジアの各国(中国、チベット、ネパール、インド)を五ヶ月間、バックパッカーとして旅をする。その後、3ヶ月間NYにて音楽活動を行う。
2015年に開催された第6回神戸ネクストジャズ・コンペティションでは、ドラマー初の準グランプリ賞を受賞。
2016年1stAlbum「Silent and Impulse」リリース。
現在は関西のみならず、東京は名古屋等全国的に活動中。
延期になっていた大阪ジャズ同好会の例会が10/10(日)に開催。 但し緊急事態宣言が解除されていることが条件とのことです。(内容は変更なしです) |
特集:『ジャズ・オデッセイシリーズ(ニューオリンズ~シカゴ~ハーレム)の魅力」』(平野隆史氏)昨年はビクター原盤による「日本盤ヴィンテージ・シリーズの魅力」を特集して頂きました。今回
はコロンビア原盤による「ジャズ・オデッセイシリーズ(各3枚組)」からの名演をお楽しみ下さい。
新譜紹介: 古川正孝氏
持ち寄り:『2020年に聞いたベスト・ジャズ・アルバム』
昨年のコロナ禍の中で聴いたベスト・アルバムをご紹介下さい。新譜・旧譜を問いませんので、
ふるって発表をお願い致します。
(事前にご連絡ください。優先的にご紹介します。一人15分以内でお願いします。時間の関係でオーバーする方は一部の曲をカットさせて頂く場合があるということをあらかじめご了承下さい。) 主催者 寺本泰規
参加費 ¥800(1ドリンク+お菓子&おつまみ)途中からの参加もOK
(厳守事項)
1.例会中は飲酒時以外はマスク着用(発表時も)でお願いします。
2.3密を避ける意味からも、参加者は15名(発表者の方は優先的に入場できますが、早めにお
出で下さい)
(当日の感染防止策)
1.窓を開催時間中は一部開放します。
2.30分に1回換気を行います。
(主催者 寺本)
10/17(日)
昨日はディアロードにて、初の‘ハードバップ研究会’ライブを開催しました。
Withコロナの状況下、まだ人数を制限していますので、数名の方々においては、席の確保が出来ず、申し訳ありませんでした。
昨日のライブは「お客さんはもとより、プレーヤーさんも『楽しかった!』と言ってくれたライブで、さらに今回は志水会長が出産で、少しの期間演奏を離れるため、ハバ研ハードバップ・レパートリー150の中からセレクトされた珠玉の10曲の『まなみコレクション』をぶっ放すというライブ」でした。11月に10周年を迎える当店にとって、じわ~っと喜びに溢れたライブとなりました。
1st1曲目は「Roll Call ロールコール」
ジャズのテナー・サックス奏者ハンク・モブレーのアルバム「ソウル・ステーション」と並んで、モブレーの最高傑作とされているそうです。
全員のソロ回しから弦牧ドラムが入っての2バース、かっこ良かったです。
『ジャズは生き続けているよ』 店でレコード聴きながら常連の斎藤さんの口から絶えず出る言葉。聞いて納得してたつもりでしたが、この日のハバ研の演奏を聴くと、、身をもって「確かに!」と、思えたのでした。
2曲目は「These are soulful days」カル・マッセイ作曲、「lee-Way」に収録。
3曲目は「Mambo Jambo マンボ・ジャンボ」この曲もリー・モーガン、前曲もりー。この先にリー !会長のリー・モーガン好きが決定しました。
4曲目は「Yama」リー・モーガン作曲。知る人ぞ知る事実ですが、最初に結婚したのは、日本人の山本さん。結局は別れてしまったけど、好きだった山本さんとの思いでを曲にしました。
ハバ研3管が揃って愁いあるメロディーです(ソリャソウダ)。横尾さんの高速ワザも哀愁を帯びていました。
1stラスト曲は「Yeah!」速いテンポ、たっぷりメロディアスな速吹きは見ても聴いてもよしです
。
2nd1曲目はホレス・シルバー「Song of my father」に収録の「Cape Verdean blues」。
まなみ会長の産休の間も、副会長曰く「ハードバップを止めるな!」。ですので、大御所、新人等に、会長の代理をお願いしているそうです。
ハバ研は進化し続けています。産休明けも、どこぞでハバ研を楽しんで下さい。
ディアロードでも、又ライブしてくれたら、嬉しいです!
曲紹介続きます。
2曲目は「Sweet honey bee」。里村さんがフルートをとりだし、素敵なフルートを。
その前に壁に貼ってあるポスターの「コルトレーンでひと言」で里村さん、笑いを取っていました。
光岡ベースソロが聴かせます。ライブ前半でコードを抜くことに、それでもいい音が響いていました。(うちのアンプがアカンようになってきてるからです、きっと。申し訳ないです。)
3曲目はハンク・モブレーの「シルバーズ・ブルー」に収録の「ハンクス・チューン」。
弦牧ドラムは終始かっこ良くハバ研に欠かせない方です。終了後のハバ研メンバー「弦牧先生のあの曲のあそこがどう良かった」と評してるのを聴いて、「イイー!」と真剣に思いました。
4曲目はシダー・ウォルトンの「When love is new」直訳すると、「愛が新しい時」。
これを今西先生が訳すと、、「あのころ」となるそうです。(なるほどーー。恋愛詩人かっ!)
太い熱量ある里村サックスから甘い香りが漂ってきました。
ここでまなみ会長にプレゼントがありました。
会長「ぎゃー!何これ?うそー!」 メンバーの写真が印刷された硬質プラスティックの丸い皿。
正しいリアクションに、メンバーも納得し(笑)ラスト曲へ。
一旦、ハバ研の演奏納めをする会長は、誰が何と言おうと快演でした。左手のサポーターが気になりましたが、いつもと変わらずより元気なまなみさんでした。復活お待ちしています。
ラストはハンク・モブレーの「M&M モーガン&モブレー」。
忘れてならないのは今西トロンボーン!今西さん(いじられキャラでもある)のトロンボーンが居なくては
はじまりません。アドリブのフレージング最高!これからもご機嫌にアドリブに歌をほり込んで下さい。(このジャズ用語知りません)
アンコールはブルー・ミッチェルの「ブルー・ファルク」
Withコロナ禍、こんなに盛り上がっていいのか?というくらい、プレーヤーとお客さんが一体と
なってライブは終わりました。
光岡さん40歳バースデイ