1/20(月)
昨日は関谷友加里カルテット~関谷友加里(p)有本羅人(tp,bcl)森下啓(ds)齊藤敬司郎(b)~のライブを開催しました。
お昼の最高温度が13℃にもなり暖かさを感じられた、昨日のライブは、
「ジャズスタンダードを独自の解釈で珠玉のリズムセクションと共に音を紡ぐ~その通り!
数々のスタンダードがハッとするような音の作り方で、聴衆のもとへそれぞれ思い思いのプレイ。清々しさを感じられる」ライブでした。
1. Lulu's back in town
2. Just friends
3. Big Nick
4. Unforgettable
1. Someday my prince will come
2. If I should lose you
3. Misty
4. Billie's bounce
encore. Monaliza
だれもが聴いたことのあるスタンダード曲から丁寧に選ばれ、1曲目の「Lulu’s back in town」では、メンバーがそれぞれ音を持ち寄り、始まりは「これは一体」という怪しげな感じのする演奏から始まりましたが、四人の気負いのない演奏に気持ち良さ、清々しさを感じ、心とらわれました。
「If I should lose you」では、有本バスクラリネット登場!低音の流れがとても良かったです。「Misty」では有本羅人トランペットソロから始まり、あのテーマをじんわり聴きました。
「If I should~」の森下啓ドラムソロが良かったです。このライブで森下さんの秘めたる、違った一面が見られて最高でした。
斎藤さんのベースの生音が素敵だったという、お客様がおられました。
初ディアロードの齊藤さんでしたが、以前にデュオ(鈴木孝紀(cl)と)を聴いた時の素晴らしい演奏を覚えています。
同じく初ディアロードの関谷友加里さん、ラスト「Billie’s bounce」での熱いソロが印象的。
彼女独自のユニークな演奏活動を続ける所が素敵だと思います。有本羅人さんとの、何の気負いもなく、リラックスした雰囲気でソフトなフリー(勝手に名付けてすみません)演奏がとてもキラキラしていました。
一昨日も関谷友加里さんはライブ(バリトンsax,ソプラノsaxの近藤直司さんとのデュオ)があり、「Gohst」「ブラームスの子守歌」「A child is born」を演奏。聴きに行かれたお客様からの情報で、とても良かったとのこと。
私も聴きたかったです。
お客様のほぼ半分は関谷さんや有本さんの得意とするフリー的音楽を愛する方々だったかもしれませんが、来られた皆さん「演奏良かった」と口々に。ウソだとお思いになるなら、どこぞでQuantum(飛躍するという意味) standard quartetの演奏をお聴き頂きたいです。
アンコール「Monaliza」(有本羅人口笛が効果的!)にてライブは終了しました。
2025 1/19(日)14時~ ¥3000関谷友加里(p)有本羅人(tp,bcl)齊藤敬司郎(b)森下啓(ds) |
「Quantum standard Quartet」
関西ジャズシーンで独自のスタイルを築く二人の音楽家、
関谷友加里と有本 羅人による双頭ユニットが始動。
ジャズスタンダードを独自の解釈で珠玉のリズムセクションと共に音を紡ぐ。
ご予約は090-8141-7309迄連絡下さい。
関谷友加里(p)
大阪府出身。17才より兄のバンドでライブ活動を始める。大阪音楽大学でジャズを学び首席で卒業した後、ポール・ブレイに傾倒。その頃より完全即興の世界にも飛び込み数々のセッションを経験する。
自己のグループで2011年にライブレコーディングアルバム「ありふれた愛なので・・・」をリリース、2013年に「加賀温泉郷フェス」グランプリ受賞。
現在はオリジナル曲を軸にしたアンサンブルやセッションをする他、即興演奏ではダンサー、舞踏家、画家とのコラボレーション多数。2012年より母校のジャズ専攻で講師を務める。
2024年5月にデュオ・オムニバスアルバムの録音を終え、リリース間近。
うねりのある音像を生み出すプレイに定評があり、作曲と即興を行き来しながら、生きた音を求めて全国で鋭意活動中。
有本羅人(tp,bcl)
トランペット・バスクラリネット奏者であり、フォトグラファーという三足の草鞋を履く。
卯年生まれ。金管、木管の二天一流。
少年期に様々な黒人音楽に傾倒した挙げ句、本場のJazzを求め渡米するも更なる土着の文化を求め帰国、後、三上寛やデカルコ・マリィ(アングラ)といった自国に蠢く強烈な表現者達と出会い喇叭吹きとしての活動を再燃させる。
未だここに存在しない新しい音を求め、自身のJazzを演奏するバンド「兎に角」、又、高岡大祐(tuba)との五線譜を用いないトリオ「Bright Moments」を結成。更にはドラマー芳垣安洋のNu Art Ensemble「MoGoToYoYo」やピアニスト西島芳との三管ユニット「Ensemble Shippolly」等、数バンドに所属。特に同世代のギタリスト、ルイリロイとのユニット「ラビリロイ」「Lenz」は関西では稀有なバンドとして注目を集める。
現在は国外にも活動範囲を広げ、2017年にはオーストリアのトロンボ二スト、Werner Puntigamと現地にて作品を録音。最近では世界中に点在する先鋭的な音楽家達を自身の経営する写真スタジオに招聘し様々な形のコンサートを企画している。
斎藤敬司郎(b)
奈良県出身。京都教育大学在学中にエレキベースを始め、ロックに傾倒。
同大学卒業後インディーズバンドでの活動を経た後、ウッドベースに転向。荒玉哲郎氏に師事し、ジャズを学ぶ。
2013年には、自身の参加するバンド”LINX Quartet”の1stアルバム「LINX Quartet」が全国発売。
現在、関西を中心に活動を行っている。
森下啓(ds)
1994年岡山県倉敷市生まれ。
ミュージシャンである父とピアノを教えていた母の影響で音楽に目覚め、5歳から和太鼓、和琴、ドラムなどを始める。
神戸大学法学部入学を機に軽音楽部に所属し、ジャズに傾倒。
2014年頃から神戸、大阪のライブハウス等で演奏を開始し、長谷川朗(sax)、広瀬未来(tp)、百々徹(p)、ジョシュア・ブレイクストーン(gt)、ジョナサン・カッツ(p)、スティーブ・サックス(sax)、ニール・ストルネイカー(tp)等と共演。
現在は、大阪・谷町9丁目のジャズクラブSUBでハウスミュージシャンの1人として活動しているほか、関西各地のライブハウスで演奏している。
※今回写真を一部、北野太朗氏にお借りしました。有難うございました。
1/14(火)
昨日はJK6里村稔(ts)横尾昌二郎(tp)今西佑介(tb)笹井真紀子(p)山本学(b)弦牧潔(ds)
のライブを開催しました。
北野撮影
昨日はお天気良し、昼間は9℃。普通に暖房をつけてましたが、満席のお客様の熱気とプレイヤーの熱演で、2ndから最後まで暖房ゼロでOKでした。
昨日のライブは「昨年秋、デトロイトでの手応えあった曲々を3管とリズム隊で迫力ある演奏を繰り広げてくれて、里村リーダー始めメンバーのトーク回しもコンディション良。一人のお客様から
『こんな迫力ライブをやるジャズ喫茶はない』と頂き、、プレイヤーさん達に感謝!」のライブでした。
北野撮影
1. Joy Spring(Clifford Brown)
2. WAYFARER(今西佑介)
3. Snow Flakes(里村稔)
4. 太陽の花(横尾昌二郎
1. Strong in the rain(今西佑介)
2. Summer Sprash(里村稔)
3. 波乱の人生を送った末に不幸な事件に巻き込まれ死んでしまった少女の話(横尾昌二郎)
4. Hydra(里村稔)
encore. Dance Dance Dance!!!(里村稔)
JK6に合った曲、JK6で演奏したい曲を、各々提供しているとあって、全曲いいのが集まって、
お得感がハンバなしでした。
今西さんのWAYFARERを今西セクステット以外で聴く(里村さんの音が入る)のは新鮮でした。
横尾さんの「波乱の~」はデトロイトの聴衆に受けたらしく、それはとても興味深くて嬉しい事!
里村さんのSnow Flakesは彼がセリフのようなテナーを吹き、ベースの山本さんがズンズンと重厚な音良く、フレーズ良しの音で鳴らす、こころ納得させられる作品。
Summer Sprashでは、全員ノリノリ。中でも笹井さんの細やかで生き生きしたピアノソロが鮮やか。
Hydraは横尾速吹き感動のソロ、皆待ってる今西トロンボーンソロが拍手をかっさらい、
そしてただならぬ気配のドラマー弦牧潔のソロがスリリングに終わるや拍手。
このHydraという曲(敢えてリーダーは言いませんでしたが)デトロイトで大受けだったと思います。
全員マイペースなデトロイト演奏旅行!このマイペースさが良かったとリーダーは言いました。
でも、演奏は一丸となって海の向こうで最高の演奏をやってのけたJK6、これからもライブ演奏
予定があるそうなので、どこぞで彼らの演奏を是非聴いてみてください。
アンコールはDance Dance Dance!!!にて終わりました。
2025 1/13(月祝)JK6 14時~¥3000 里村稔(ts)横尾昌二郎(tp)今西佑介(tb)笹井真紀子(p)山本学(b)弦牧潔(ds) |
2024年、デトロイトジャズフェスティバルへの出演を果たした JK6
凱旋ライブをディアロードでも開催、皆さまに聴いて頂きましょう。
それぞれのオリジナル曲を、3管、ベース、ピアノ、ドラムが迫力の演奏!
裏話も聞かせていただきましょう。
満席となりました。
開運おぜんざい作ります(白玉入り300円)
里村稔(ts)
12歳頃に兄弟の影響でジャズやフュージョンを聞き始め、アルトサックスを始める。
大学に進学し、本格的にジャズに取り組みテナーに転向。独学でジャズを学ぶ。
主にビッグバンドで活動。コンテストで様々な賞を受賞。その後コンボの活動に力を入れはじめ、関西のライブハウスを中心に様々なジャンルで活躍。
98年には大阪のグローバルジャズオーケストラとアメリカ西海岸のモンタレージャズフェスに参加
フュージョンユニットBLACK CANDY参加時には韓国ツアーを年二回行ったりと活動の場を海外にもひろげている。 これまでケニーワシントン、ルイスナッシュ、クリフトン・アンダーソン、ボビー・シュー、ビル・ワトラス、渡辺貞夫、村上ポンタ秀一、岩瀬立飛、東原力哉、原大力、多田誠司、MALTAなど内外の有名アーティストと共演。
現在、ビッグバンド、様々なコンボで活動中。
横尾昌二郎(tp)
1984年生まれ兵庫県西宮市出身。中学1年生でトランペットを始める。トランペットをアロージャズオーケストラの佐藤修氏に師事。大学在学中より大阪・谷町9丁目の老舗ジャズクラブSUBでベーシスト西山満氏からジャズを学ぶとともに、ライブ活動を始める。2009年神戸ネクストジャズコンペティション審査員特別賞を受賞、2019年なにわジャズ大賞受賞。
さまざまなバンド活動は、“ハード・バップ研究会” “今西佑介セクステット”他多数。又自己のバンド"Yokoo!BB"のほか"京都コンポーザーズジャズオーケストラ”や“West winds Jazz Orchestra"などに精力的に参加。
楽曲の見事な編曲アレンジ、スコア書き等、横尾昌二郎の分身がいるのではないかと疑うくらいの神業的な身のこなし。彼がいなければ、関西のジャズシーンは、、、考える事はできません。
今西佑介(tb)
1982年生まれ。神戸育ち。
中二の時にブラスバンド部に入りトロンボーンをはじめる。中高生の間、宗清洋氏に師事。
甲南大学に進学後、独学でアドリブの勉強を始め、友人達とFive Brothersというバンドを立ち上げコンボでの活動を開始する。
大ファンだったSteve Davis氏からジャズを学ぶため、2004年に渡米。
2008年、ハートフォード大学を卒業し帰国。プロとして活動を開始する。
2010年、自身のリーダーバンド、今西佑介セクステットを立ち上げ、
2011年にJAZZ LAB. RECORDSよりデビューアルバム「CRISP」をリリース。
その後「WAYFARER」(2012)「WEATHER」(2014)とコンスタントに作品を発表。
2016年、自身のレーベル、NO BORDER RECORDSを立ち上げ、同レーベルより4thアルバム「METEOROLOGY」(2016)、5thアルバム「PORTRAIT」(2018)、トロンボニスト中山雄貴との双頭バンドBONEOLOGYの1st CD「INTRODUCING」(2017)をリリース。
他に、ギタリスト野江直樹とのデュオでの活動、Words Of Forest、Shojiro Yokoo & his Big Band、生島裕文ビッグバンド、ハードバップ研究会などのバンドに参加し、精力的に演奏活動を行う側、レッスンなどを通し後進の育成にも力を入れている。誰かみたいではない自分らしい音楽を追求している。
笹井真紀子(p)
京都市出身。
4歳からピアノを始める。
関西大学入学後、ジャズ研究会に入部しトロンボーンも始める。在学中よりライブハウスやレストラン等で演奏活動を始め、経験を積む。
卒業後さらに音楽を学ぶためAN school of musicの門を叩く。
ピアノを亀田邦宏氏、アレンジを村上由美子氏、アンサンブルを池長一美氏、理論を井上丹氏に師事。
卒業後講師として勤める。
その後は藤井貞泰氏、Philip Strange氏に師事。
また、アメリカなど世界で活躍するBert Seager氏に認められ、来日の際にはレッスンを受けるなど、親交を深める。
Marcus Gilmore(ds),Vicente Archer(b),Tony Lakatos(ts)ら沢山のワールドワイドなミュージシャンとセッションを重ねる。
2011年自己のバンドMYM(マイム)で自身のファーストアルバムを発表、
2021年1月にはセカンドアルバムとなるニューアルバム「Bouquet of Music」をリリース。
2024年にはジャズの本場のアメリカの、デトロイトジャズフェスティバルに出演、好評を得る。
山本学(b)
1983年生まれ、神戸育ち現在大阪在住。
関西大学でJAZZ研に入り、演奏を始める。ウッドべースを井上孝祐氏に師事。谷町9丁目のSUBで、ベーシストの西山満氏の下、音楽を学ぶ。
大学在籍中から、さまざまなミュージシャンとセッションやライブを重ね卒業後は関西各地で演奏活動を行っている。
2016年4月にリーダーアルバム「ねこTrio」をリリース。2018年滝川雅弘(cl)Nicola Giammarinaro(cl)両名による2クラリネットクインテットライブ盤CD「Nik &Takky」に参加。
2022年、細川正彦Trio(細川正彦(p)山本学(b)弦牧潔(ds))のCD制作。
細川氏が2022年8月急逝した後、追悼の念を込め、細川氏の活躍の地である九州に赴き、2023年初頭、ライブを精力的に開催した。この完成度の高いCDは販売しています。希望される方は、山本さん本人か、ディアロードにお声かけ下さい。
弦牧潔(ds)
1981年生まれ。大阪府出身。
関西大学在学中にジャズと出会う。ドラムの基礎を竹田達彦氏に師事。
西山満氏のバンドで、国内外の素晴らしいミュージシャンと共演を重ねる。
「the G.S.B.」「モヒカントロプス」「竹田 一彦 trio」「宮 哲之 quartet」「須藤 雅彦 quintet」「81' trio」「今西 佑介 sextet"crisp"」「ねこ trio」「ハードバップ研究会」「平野達也 trio」等のBANDに参加。
他関西を中心に精力的に活動中。