定休日:日・月・水 営業時間:13ー19時 TEL:090-8141-7309
9/26(月)
昨日は、柏谷淳(as,bs)田中洋一(tp)宮野友巴(b)森下啓(ds)カルテットライブを開催しました。
この3、4日は残暑厳しく、昨日も鶴見区では最高温度が29℃となりましたが、満席のお客様となり、プレイヤーもスタッフ(私入れて2名)共に感謝しております。
バリトンサックスが入ったライブは、今年の4月、里村稔さん率いるQuartet West以来です。奏者は萬淳樹さんでした。
この10年の間に当店においては、柏谷淳さんと萬さんの二人だけです。バスが入った少人数編成ライブ演奏はそんなに体験出来ません。お客さんの中には楽しみにしていらした方が多かったと思います。私もその1人です。
ケースをいれたら10kg以上ありそうで、その上、今回はアルトサックスも持って来て頂き、柏谷さん有難うございました!(この場をお借りして他のプレイヤーにも礼を言います!アンプ持参のベースさん、ギターさん、これまでのドラマーさん、4階までいつもすみません!)
さて、昨日のライブは「生のライブではほぼないバリトンサックスを交えた、しかもちょっと珍しいウェストコーストの名曲を(「探して紹介してます」と)カルテットで好演奏。トランペットとバリトンサックスのマッチングが深く心に響いたライブ」でした。
1st1曲目、バリトンの深いいい音が店に響きました。「Terra firma Irma」軽快で惹きつけられるメロディーですが、重厚な音の柏谷バリトンが効果を発していました。
ウェストコースト・ジャズの代表の一人と言われるGerry Mulliganの曲が3、4曲演奏されてましたが、中でも「Night lights」は、田中洋一トランペット&バリトンの組み合わせはホントに最高でした。
「Reunion」では森下さんのドラムも交え2バースの掛け合い演奏に大きな拍手が!
宮野ソロベースは生音のかなりいい音が響いていました。フロント2管を支えるドラマー森下とベーシスト宮野は欠かせない存在。
田中さんの小業(こわざと言ったら失礼かもしれませんが)に惹きつけられ、「エンターテイナー洋一ー!」と言いたくなり、、またDarn that dreamの温かみのある音色には心癒されました。
アルトサックスとバスサックス、どちらを使うか迷った柏谷さん、バスにして「Darn that dream」を。沁みました。
1.Terra firma Irma(Joe Gordon作曲)
2.Far abobe cayuga's waters(コーネル大学校歌)
3.Night lights
4.My sonbrero
5.Sleepy slept here
1.Grey flannel
2.Reunion
3.I Know, Don't know how
4.Darn that dream
5.Blue port
encore.Walking shoes
お客さんの熱いアンコール拍手が鳴りやみ、ジェリー・マリガンの(お気楽)ナンバー「Walking shoes」演奏にてライブは終了しました。
「トランペットも素晴らしく、バリトンも聴けてとても良かった」(学生の頃にトランペットやトロンボーンを吹いてた女性のお客様達)という感想や、「なんだか癒されたなぁ」という声が聞けました。(嬉)
仕事を終えた宮野さん、お疲れ様
9/25(日)柏谷淳(as,bs)田中洋一(tp)宮野友巴(b)森下啓(ds)14時¥2500 |
関西では珍しいウエストコーストジャズに焦点を当てたバンド!
トランペットとバリトンサックスの組み合わせも見もの、お聴き逃しなく!
サックスマン柏谷淳が初登場します。
満席となりました。
柏谷淳(as,bs)
18才の時、甲南大学入学と同時に甲南大学JAZZ研究会に入部しアルトサックスを始める。
在学中は主にビッグバンドに傾倒、卒業後インプロビゼーションの勉強を始める。
卒業後、会社勤めをしながら活動し、2011年よりミュージシャンに転向。本格的に音楽の道を志し始める。
2012年からはバリトンサックスでの演奏も始め、バリトンサックスでは珍しいスモールコンボでの活動も行っている。
現在、自己の主催するバンド以外に様々なバンドに参加。不定期ではあるが関西の老舗ビッグバンド・アロージャズオーケストラにもエキストラ参加している。
サックスを小曽根啓氏(as)高橋知道氏(ts)に、インプロビゼーション及び音楽理論を浜村昌子氏(p)に師事する。
阪神間を中心にJazzやPOPSバンドなどで活動中。
【主な参加バンド(バンド名/リーダー)】
■Miki Hirose Jazz Orchestra / 広瀬未来(Trumpet)
■Shojiro Yokoo And His Big Band / 横尾昌二郎(Trumpet)
■Shota Lee Big Band / 李祥太(Piano)
■野江直樹Quintet / 野江直樹(Guitar)
■10Tenor Ensamble
■The Three Musketeers / 柏谷淳(Alto Sax)
■柏谷淳Baritone Sax Trio / 柏谷淳(Baritone Sax)
田中洋一(tp)
1972年 奈良市に生まれる。
1994年 関西外国語大学スペイン語学科中退後、米国ボストンに単身渡米し、BERKLEE COLLEGE OF MUSICでジャズを学ぶ。ケン・セルベンカ、ジェフ・スタウト、ダレン・バレットに師事する。
1997年 アート・ファーマー・アワードを受賞。卒業後、帰国する。
1998年 EDF、WHAT’S UP? など関西の多数のバンドに参加し演奏活動を開始。
2000年 関西の老舗ビッグバンド、北野タダオとアロージャズオーケストラ に入団。
2002年 ピアニスト木畑晴哉氏と自己のクインテットを結成、「奥山」などオリジナル曲の作曲を始める。
2005年 NYから来日したピーター・ワシントン、ケニー・ワシントンと共演する。 NHK朝の連続ドラマ「風のハルカ」でトランペットの吹き替えと、役者の渡辺いっけい、三浦理恵子の演技指導を担当。 ベーシスト増原巌氏率いるバンド WHAT’S UP? に再度参加、東京でのライブに参加開始。
2007年 同バンドのアルバム「MUSIC IS REAL」に参加、全国ツアーで演奏する。
2008年 同バンドのアルバム「LOST&FOUND」に参加。
2011年 1年を通して最も優れた活動をしたジャズミュージシャンを顕彰する「第4回なにわジャズ大賞」プロ部門を受賞。 現在 大阪芸術大学、ドルチェミュージックアカデミー、アローミュージックスクール講師、後進の指導にもあたっている。
宮野友巴(b)
1977年4月12日生まれ、兵庫県尼崎市出身。父親がジャズベーシスト、母親がジャズボーカリストという環境に育ち幼少の頃から音楽に興味をもつ。
10才からアコースティックギターを始め12才でエレキベースに転向、13才の時に母親のリサイタルを聴きに行ったことがきっかけで、ジャズへの関心が高まる。
その後、ジャズベースを村松泰治に師事。15才になってウッドベースに転向。クラッシックベースを林武寛に師事。
音楽理論全般を谷口知巳に師事。18才から谷口知巳 (tb) のバンドでプロとしての活動を始め、その後さまざまなセッションを経験する現在はhyun-cafe EMIKOM 木畑晴哉・田中洋一カルテット Trio SECO 等で活動中。
森下啓(ds)
1994年岡山県倉敷市生まれ。
ミュージシャンである父とピアノを教えていた母の影響で音楽に目覚め、5歳から和太鼓、和琴、ドラムなどを始める。
神戸大学法学部入学を機に軽音楽部に所属し、ジャズに傾倒。
2014年頃から神戸、大阪のライブハウス等で演奏を開始し、長谷川朗(sax)、広瀬未来(tp)、百々徹(p)、ジョシュア・ブレイクストーン(gt)、ジョナサン・カッツ(p)、スティーブ・サックス(sax)、ニール・ストルネイカー(tp)等と共演。
現在は、大阪・谷町9丁目のジャズクラブSUBでハウスミュージシャンの1人として活動しているほか、関西各地のライブハウスで演奏している。
9/5(月)
昨日は、岩佐康彦(p)荒玉哲郎(b)デュオライブを開催しました。
昨日は最高温度が鶴見区で34℃にもなり、昼はかなり暑く、久々に古い方のエアコンが
急に停止(30分間)し、蒸し暑さを感じたお客様もおられたかも。申し訳ありません!
そんな中、さらりとしたお洒落な青いギンガムチェックシャツの岩佐さんと、濃紺(もしくは黒)に小さな小花柄のプリントシャツを白Tに羽織った荒玉さん、お二人が素晴らしい演奏を披露してくれました。(写真をみれば分る事ですが書かせて頂きました、すみません。)
昨日のライブは、「スタンダード中心に素敵なライブを、、、っちゅうどころでは無く、岩佐さんの
「素敵なピアノ」のルーツ、源流を見た、聴かせて貰ったような、そして共に聴かせてくれる荒玉さんのハンパない熱演ありで、私も、お客様も興奮のライブ」でした。
岩佐さんの10本すべての指で弾いてるかのようなコードや、フレーズを聴く度に、勝手に「和製マッコイ!」 M・タイナー好きの私はそう思っていましたら、2ndのトークで、「学生の頃、市民会館でマッコイ・タイナーのカルテットの演奏に惹かれ、、サイン貰いました、、めちゃ嬉しかった」と。
それを聞いて、どんなに嬉しかったことか。その後の「Summer time」はマッコイ度が凄く、、
岩佐さんの変貌したキャラを垣間見た私は一人で泡を吹いていました。
バラードでは、細やかに散りばめられた光をみるようなピアノ。
そんな岩佐さんが信頼を置く荒玉さんのベース、素敵なソロに惜しみない拍手が。
「枯葉」「When sunny gets blue」のソロは格別でした。
1.Bags groove
2.I've never been in love before
3.For all we know
4.The end of love affair
5.Body and soul
1.This time the dream's on me
2.Autumn leaves
3.When Sunny gets blue
4.Theme for Ernie
5.September in the rain
6.Summer time
encore.Lotus blossoms
ライブ中、「知ってる曲全部やったから、後何しよ」 とか「誰が歌ってたか、、思い出せないなー」とボソッという岩佐さんを、さらにボソッと受け応える荒玉さん。お二人の雰囲気最高でした!
最初からアンコールの「Lotus blossoms」迄、素晴らしいデュオを聴かせて頂き、ライブは
終わりました。
2022 9/4(日)岩佐康彦(p)荒玉哲郎(b)デュオ 14時~ ¥2000 |
日本人離れしたタッチでバップイディオム を継承するピアニスト岩佐康彦と、
関西屈指の実力派ベーシスト荒玉哲郎が登場!
ご予約は080-8141-7309迄
岩佐康彦 プロフィール
1956年兵庫県芦屋市生まれ。
中学時代に聴いたオスカー・ピーターソンをきっかけに、ジャズ・ピアノを始める。
その後バド・パウエルに心酔。高校を卒業する頃から、バップ・ピアニストとして関西の主要なライブ・ハウスで活動を開始。’
81年から4年間東京に在住し、様々なミュージシャン達と研鑚を積む。
現在は再び関西を中心に、自己のトリオ他幅広い活動を行っている。ジャズの本流に根ざしたそのサウンドには定評がある。
95年度 なにわ藝術祭 ジャズ部門 新人奨励賞受賞。
荒玉哲郎 ベース
1967年 9月1日 広島県生まれ。 幼少の頃より電子オルガンを始める。
16歳の時にエレクトリックベースを手にし、17歳の頃よりプロとして演奏するようになる。
高校在学中にジャズに目覚め、卒業後アコースティックベースに転向、北川潔氏(現在NYにおいて第一線で活動中)に師事。京阪神を中心にジャズクラブ等で本格的な演奏活動を始める9/25(9/25(87年竹下清志氏のグループに参加し、ミッキー・ロウカーやオテロ・モリノウらと共演、本場NYのジャズシーンに触れるため、
1994年秋より単身渡米する。帰国後は綾戸智絵をはじめ様々なレコーディングに参加音楽活動を再開し、 コンコードジャズフェスティバル大阪に出演するなど精力的な活動を展開。
2005年にはアルゼンチンを訪問し大統領官邸にて演奏会を行い好評を博す。
2008年にはドイツ総領事の招待によりデュッセルドルフ等四ヶ所で演奏会を行う。
2009年には初リーダーアルバム「REZA(ヘーザ)」を発表。 現在はジャズのみならずブラジル音楽やアルゼンチン音楽のグループで活動する傍ら 後進の育成にも力を注いでいる。