9/30(月)
昨日は溝口恵美子クインテット~溝口恵美子(vo)黄啓傑(tp)大野こうじ(g)時安吉宏(b)
弦牧潔(ds)~ライブを開催しました。
これまでの日々にくらべると、ここ2,3日は涼しく感じる今日この頃、お昼も24℃位で
ライブを快適に皆さんと楽しむことが出来ましたのですが、、、このライブ前日に思いがけない
アクシデント発生~溝口さん、4日前に足首捻挫~を知るのでした。
幸い、溝口さんご主人に当店難所の4階迄の階段を背負って上がって来てもらい、ステージに立って頂けました。感謝しかありません。
(ここだけの話、めちゃ若々しい(「想像してたんと違う!」)ご主人で、恵美子さんの若さの秘訣を理解しました)
昨日のライブは「アクシデントに見舞われた溝口さんが、メンバーやお客さんやご主人の溝口愛がステージ一杯に広がり、オーラが纏わりついたような美恵子さんが熱唱してくれた曲々に感動した」ライブでした。
1. Just in time
2. How long has this been going on
3. On a clear day
4. Foot Prints
5. When I fall in love
6. It don't mean a thing
1. Blue sky
2. He's funny that way
3. Firm Roots
4. So many stars(セルジオ・メンデス)
5. Misty
6. Sister Sadie
encore. 'Tis autumn
スタンダード曲に加え、古くは1926年に作られた「Blue sky」や、ビリー・ホリデイがそれまでにつくられたものを1937年に録音した「He is funny that way」等古い曲も織り込んで1曲1曲丁寧に曲紹介しつつ歌ってくれた溝口恵美子さん。
去年亡くなったWayne Shorterが大好きな彼女は、このクインテットで歌詞入りの「Foot prints」を演奏。黄さんのトランペットが追いかけ、並走し、恵美子さんの最高のスキャットが入り、素敵な曲となりました。
バラード「When I falll in love」では、途中から立ち上がり、マイクを持ち熱唱してくれました。
「So many stars」は溝口さんにとっての出会いの曲です。
音大生としてクラシックに励んでいた当時、将来ジャズの道に進むべきか?と考えてた時に、ソプラノ歌手キャスリーン・バトルがこの曲を歌った素晴らしさに衝撃を受け、それが今の彼女をこちらの世界へ導いたという、そんな曲を当時を思い出しつつ歌ってくれました。
黄さんトランペット&大野ギターがシダー・ウォルトンの曲に歌詞をつけた「Firm Roots」をホット&クールに演奏。
大野ギターソロから始まる時はギターに聴き入ってしまいます。
黄さんもミュートトランペットで曲によって演出効果を出しまくって頂きました。
「He is funny that way」は時安ベースソロから美しくスリリングに始まりました。
いつも気分良くスインギーな弦牧ドラムは時安ベースと共にこのクインテットに絶対欠かせないリズム隊。8月、デトロイトでのフェスにJK6で参加してきた模様を話してくれた弦牧さんでした。
溝口恵美子クインテット、彼女の元に集まった個性ある猛者達のクインテットライブは、
アンコール曲「'Tis autumn」にて終了しました。
9/29(日)溝口恵美子(vo)黄啓傑(tp)大野こうじ(g)時安吉宏(b)弦牧潔(ds)14時~ ¥3000 |
幅広い音楽性と豊かな表現力を備える溝口恵美子さん登場。
オーソドックスなジャズや溝口オリジナル他、多彩な選曲を
豪華✨溝口クインテットメンバーで演奏して頂きます。
感動を覚えます。
溝口恵美子(vo)
兵庫県姫路市出身。大阪音楽大学音楽学部声楽科卒業。在学中、歌曲やオペラを学ぶ傍ら同大学内のビッグバンド(D・J・O)に所属し、演奏活動を開始する。
1998 アメリカのモンタレージャズフェスティバルに参加。
1999 短期渡米しKitty MargolisやLisa Michelのレッスンを受ける。
2001.August オリジナルバンド「キムサク」のメンバーとして、ニュージーランドの首都ウェリントンでのジャパンフェスティバルに出演。
2002 eweより、「キムサク」の1stアルバム「ツナガレタアオ」にvoice、vocalとして参加。発売記念のコンサートなどを各地で行う。
2002.May 「第3回神戸ジャズヴォーカルクイーンコンテスト」にてグランプリを受賞。
2002.September シアトルにある全米屈指のライブハウス”Jazz Alley “にて単独公演。その辺りから、関西を拠点としながら、関東、中部地方でも定期的に音楽活動を行う。
2004.January ニューヨークで開催されたIAJE(国際ジャズ教育協会)に出演。
2005-2006 ルイスナッシュ・エディヒギンズらと共演。
2007 オリジナル作品の創作が増える。
2008 全国の9人のシンガーを集めたコンピレーションアルバム
「JAZZ VOCAL SHOWCASEvocal vol1」に参加。ビートルズナンバーであるFOOL ON THE HILLを、ピアニスト木畑晴哉のアレンジにて収録。
同年、横浜のピアニスト田中信正とのDUO(eminob)を始動。
2009 emikoカルテット結成。また、西宮ジャズ等、関西でのコンサートやイベントのプロデュース、都内でのイベントなどを企画し、成功をおさめる。その傍ら、ボイスワークショップも開催。
2010 待望のリーダーアルバムでもある、eminobの1stアルバム『LIKE A RAINBOW』を発売。
2012 Mizoguchi Emiko Group『COME AND GO LIVE』を発売。
関西を拠点にしながら、全国で多くの一流ミュージシャンと共演を重ね、その幅広い音楽性と心情豊かな表現力は、各方面で注目・評価されており、また歌声に涙する人も多い。
オーソドックスなジャズを敬愛する傍ら、特に近年は、作詞作曲も多く手がけ、ジャズシンガーソングライターとよべるような、ロックやクラッシックなどの色彩をもちつつ、即興的なジャズの要素を含む楽曲を描き、よりリアルな音楽を創造しようとしているアーティストでもある。
また、多彩な選曲を、独自のスタイルで歌い続けており、そのレパートリーは、スタンダードから童謡、ポップスまでに及ぶ。
黄啓傑(tp)
1973年 神戸生まれ
トランペット奏者だった父親の影響から楽器を始める。
学生時代の仲間でブラックボトムブラスバンドを結成、プロデビュー。
退団後、現在はブルームーンカルテットをはじめ、川上つよしと彼のムードメイカーズなどでの活動のほか、様々なセッションやレコーディングに参加。
2015年ジェットウォン名義での初のオリジナルボーカルアルバム、港町神戸をリリース、そちらのほうも好調である
大野こうじ(g)
リズム、メロディ、フレーズの三拍子が揃った端正な美しい音色で聴く人を魅了するギタリスト。
高校卒業後、ヤマハ音楽院大阪入学。竹田一彦氏、白畑能男氏、小川逸史氏に師事し、Jazzを始める。
卒業後Jazz Club "SUB"にて西山満氏(b)のもと、様々なセッションを経験し研鑽を積む。
現在自己のグループなど関西を中心に活動しており、その確かな実力は多くのミュージシャンから絶大な信頼を受けている。
時安吉宏
1978年兵庫県生まれ。大阪音楽大学ジャズ科卒業。
高校時代にジャズバンド部でウッドベースを手にする。
音大在学中よりライブ活動を開始。京阪神を中心に、最近では全国的に活躍中。
ジャズのみならず、ポップスやゴスペルなどのサポート、また有線やCD作品、DVDなどの参加も多数。それ以外にも現代美術との競演など、オリジナリティーあふれるその活動は多岐に渡る
。国内外の有名ミュージシャンとの競演も多数。
弦牧潔(ds)
1981年生まれ。大阪府出身。
関西大学在学中にジャズと出会う。ドラムの基礎を竹田達彦氏に師事。
西山満氏のバンドで、国内外の素晴らしいミュージシャンと共演を重ねる。
「the G.S.B.」「モヒカントロプス」「竹田 一彦 trio」「宮 哲之 quartet」「須藤 雅彦 quintet」「81' trio」「今西 佑介 sextet"crisp"」「ねこ trio」「ハードバップ研究会」「平野達也 trio」等のBANDに参加。
他関西を中心に精力的に活動中。
9/16(月)
昨日はよしだゆうこ(p)クィンテット〜畠山令(b)有本羅人(tp)當村邦明(ts)斎藤洋平(ds)~のCD“Blue Glow”リリースライブを開催しました。
蒸し暑く、雨予報が出ていましたが、降る事もなく、曇り空も一時晴れて、満席のお客様の中、ライブを始める事が出来ました。
昨日のライブは、「よしだゆうこが10年振りに出した、本人も今までを振り返って「成長したな」とと思えるCD~理解してくれるメンバーと収録した“Blue Glow”~を抱いて、この先リリースライブを重ねるプレーヤー達と大切に1曲1曲に思いを込めて演奏してくれたライブ」でした。
1. Well you need'nt
2. Blue Glow
3. In a sentimental mood
4. 10×10stories
1. My ideal
2. softly as in a morning sunrise
3. Golden
4. Parthenope
Encore. Monk’s point
1曲目のセロニアス・モンクの「Well~」、デューク・エリントンの「In a sentimental~」にしても、「Sotlly as ~」もよしだゆうこさんが大好きな作曲家のスタンダート曲が、渾身のよしだアレンジで演奏されました。
今回初ディアロードの、有本羅人(tp)さんが素晴らしい演奏で異彩を放っていました。
又、マウスピースを外してチャルメラ風の音、ミュートを使っての音、後叫んでくれたり(←これ良かったです)。水中の音らしき音(マウスピースで「ッパッパ」)も聴き逃せません。
よしだクインテットでも大切な存在である「當村サックス」。このクインテットでは有本さんとの2管のハーモニーも素晴らしく効いています。
2nd4曲目「Parthenope」の齊藤ドラムソロはコンパクトながらも、キラめいてました。
よしだクインテットのサウンドを握っています。
ある日Crab Nebula(畠山カルテットCDクラブネビュラ)を店でかけた時、「このベース誰ですか?」と畠山ベースに惹かれた方、昨日のライブでは最前列で、重厚で良く響く畠山ベースを凝視。。。「ライブ良かったわー」と帰られました。
オリジナル曲はそれぞれが際立ち、スタンダート曲「Softly as in a morning ~」他のアレンジに皆さんヤられたと思います。
今回はよしださんがご本人も「この10年よく成長したな」と思う位の、10年振りのCDだそうです。
宝石が詰まったかのようなCDと私は言いたいです。
又、曲の説明にはフワァーっと「よしだゆうこの世界観」が見えて、とてもおもしろかったです。
アンコール曲「Monk’s point」にてライブは終了しました。
9/15(日)よしだゆうこ(p)有本羅人(tp)當村邦明(ts)畠山令(b)齋藤洋平(ds)14時~ ¥3000 |
よしだゆうこクインテットDazz Dazzのニューアルバム「Blue Glow」リリースライブ!
よしだゆうこのオリジナル曲とジャズのスタンダード曲を届けてくれます。
ご予約は090-8141-7309迄お願い致します。満席となりました。
吉田優子 (p)
高等学校卒業後、ヤマハ音楽院大阪に入学。 理論、和声、作曲法、オーケストレーションなどを含めClassic、Pops, R&B, Jazz, Latinなど様々な音楽を学ぶ。 在学中に無限大の可能性を持つピアノの音に魅了されピアノに転向。 卒業後、Jazzの生演奏を聴いて衝撃を受けJazzに傾倒する。
2009年NYに単身短期渡米Jason Moranに師事。
2012年Bucharest International Jazz Competitionにてセミファイナリストに選出されEurope Festに出演。
2013年Kanazawa Jazz Competitionにて準グランプリ獲得。
2014年Forward Recordより自己アルバム。 Yuko Yoshida Trio”Tickle”を発売。
音楽雑誌”Jazz批評”でとりあげられ多方面で好評を得る。 東京、名古屋、京都、大阪にてCD発売ツアーライブを行いフランス、韓国と海外での演奏も大成功に収める。
2015年世界最大級の作曲コンペティションInternational songwriting competitionにて”Tickle”がセミファイナルに選出される。
2017年ドイツPinneberg Jazz Festivalに出演。
かねてから興味を持っていたブリティッシュジャズを学ぶ為、短期渡英。
現在、関西を中心に吉田優子トリオ、吉田優子カルテット、デュオユニット‘otoilo’などで演奏活動中。
有本羅人(tp)
トランペット・バスクラリネット奏者であり、フォトグラファーという三足の草鞋を履く。
卯年生まれ。金管、木管の二天一流。
少年期に様々な黒人音楽に傾倒した挙げ句、本場のJazzを求め渡米するも更なる土着の文化を求め帰国、後、三上寛やデカルコ・マリィ(アングラ)といった自国に蠢く強烈な表現者達と出会い喇叭吹きとしての活動を再燃させる。
未だここに存在しない新しい音を求め、自身のJazzを演奏するバンド「兎に角」、又、高岡大祐(tuba)との五線譜を用いないトリオ「Bright Moments」を結成。更にはドラマー芳垣安洋のNu Art Ensemble「MoGoToYoYo」やピアニスト西島芳との三管ユニット「Ensemble Shippolly」等、数バンドに所属。特に同世代のギタリスト、ルイリロイとのユニット「ラビリロイ」「Lenz」は関西では稀有なバンドとして注目を集める。
現在は国外にも活動範囲を広げ、2017年にはオーストリアのトロンボ二スト、Werner Puntigamと現地にて作品を録音。最近では世界中に点在する先鋭的な音楽家達を自身の経営する写真スタジオに招聘し様々な形のコンサートを企画している。
當村邦明(ts)
1986年生まれ、兵庫県出身。
14歳で中学・高校のジャズバンドに参加。東京ユニオンリーダー、故・
高橋達也氏(ジャズ・サックス)と出会い16歳でサックスを始める。
「大阪大学ザ・ニューウェーブ・ジャズ・オーケストラ」に参加しコンサートマスターを
務め、山野楽器ビッグバンドジャズコンテストにて3位入賞。また、個人
としても最優秀ソリスト賞を受賞。まもなく関西を拠点に活動を開始し、
若手からベテランまでさまざまなミュージシャンと共演を重ねる。
D・エリントン、C・ベイシー、グレン・ミラー等、伝統的なジャズのスタイル
を得意としながら、ジャンルの枠を取り払ったフリーインプロヴィゼーション
(即興演奏)を軸にしたライブを積極的に行い、即興芸術としての音楽本来
の魅力を伝えるべく日々研究を重ねている。
畠山令(b)
神戸出身ベーシスト。
18歳の時にエレクトリック・ベースを始め、その後甲陽音楽学院 に入学し上山崎初美氏に師事、ベースという楽器の持つ可能性を体得する。ジャズの持つ即興性や音楽の広がりに感銘を受け20歳でアコース ティック・ベースに転向し、バークリー音楽大学に奨学金を得て入学。在学中はR.Mahdi、J.Lockwood氏らに師事。
また学生時代より 現地アメリカの数々のライブハウスで演奏する。
2006年から2009年にはRodney Whitakerに師事。
卒業後に帰国し自己のグループを中心に「ジャズの伝統を大切にしながら、新しくも個性のある音楽の 創作」をモットーに活動している。
国内のみならずフランス、ルーマニア、台湾等でも演奏をする。
Benny Green、Craig Handy、John Pizarreli、山中千尋 等、著名アーテイストとの共演多数。
齋藤洋平
島根県出身
中学高校時代より吹奏楽部にて打楽器を経験。
京都アンミュージックスクールにてDrumsを池長一美氏、坂東等氏に師事、アンサンブルを堀尾哲二氏、jazzアンサンブルを村上由美子氏、石橋敬一氏に師事、Congaを村田康夫氏に師事。
その後ロックバンドやラテンバンド等で活動。
同志社サードハードオーケストラに参加、山野ビッグバンドジャズコンテストに出場しスイングジャーナル賞を受賞。藤井貞泰氏に出会い指導頂き共演もする。
2010年 高橋知道、大友孝彰らとニューオリンズフレンチクウォーターフェスティバルに出演。
現在他にMYMトリオ、京都コンポーザーズジャズオーケストラ、百万遍ブラザース。
トーティーシェル、エントロピーズ等のバンドで活動中。